特に柴犬は皮膚病にかかりやすいとも言われています。
皮膚病の原因は、内的なものではアトピーやアレルギー、外的なものではノミやダニなどがあります。治療としては、その原因を取り除き、食事療法や投薬などをしてさらに大切なのがシャンプーです。
シャンプーによって、被毛や皮膚を清潔にし、皮膚病を予防すると同時に状態を改善していくことができます。
シャンプーの回数は月に1回くらいがいいでしょう。
犬の皮脂や分泌物は皮膚を保護しているので、シャンプーをして取ってしまうと、約半月たたないと元に戻りません。ですから、最低3週間は間をおいてください。
人間の都合に合わせ、頻繁に洗うと、被毛にツヤがなくなり皮膚が荒れて病気を引き起こすことになりかねません。
ここでは、犬の基本的なシャンプーの方法を紹介します。
■シャンプーの前にすること
シャンプーの前には、全身をブラッシングして抜け毛を取っておき、毛玉のないようにほぐしておくようにしてください。長毛犬では、毛玉をそのままにしておくと、毛玉の下に湿疹ができてしまうことがあるので要注意です。
シャンプー剤は、犬用として色々なものがあります。
特に皮膚に異常がなければ、お好きなものを選んでいいと思います。
ただし、犬によってはシャンプーが原因で皮膚病になったりすることもあります。
その犬に合ったシャンプー剤を選ぶようにしてください。
個人的には無添加のシャンプーをおすすめします。
皮膚病があったり、皮膚が弱い犬には薬用シャンプーを選ぶのがいいと思います。
選ぶのに迷った場合には、獣医師に相談するのがいいでしょう。
■シャンプーのしかた
お風呂場で洗うのが一般的です。
お湯の温度は37〜39度の犬の体温と同じくらいが適温です。
滑らないように下にはゴムマットを敷くと便利です。
お湯の音を怖がることがあるので、シャワーヘッドを体に押し付けるようにするといいでしょう。
【肛門線を絞るのは】
肛門のうに分泌物がたまっている場合には、絞り出しておくことが必要です。
そうすることで、肛門のう炎の予防にもなります。
シャンプーの前に、片手で尻尾を持ち上げて、もう片方の親指と人差し指を肛門の左右にあてて、絞り出します。
【シャンプーのしかた】
まず、シャンプー剤をつける前に、お尻や後ろ足、そして頭へとシャワーをかけていきます。
全身にいきわたるように、毛の根元までしっかりと濡らしていきます。
そしてシャンプーを全身につけて、地肌をマッサージするように洗います。
シャンプー剤はそのままでも薄めて使っても大丈夫です。
顔は目に入らないように注意して洗ってください。
【すすぎは十分に】
すすぎはシャンプーが残らないように十分に洗い流してください。
そうしないと、皮膚病の原因になったり毛のツヤが悪くなったりします。
すすぐ順番は頭から背中、お腹、足へと下のほうへ向かって行います。
すすぎにくい部分、特にお腹や脇などもしっかりとすすいでください。
リンスをする場合は、手の平でなじむように体全体にのばしていきます。
そしてすすぎと同じように、シャワーでしっかり洗い流してください。
【タオルの使い方】
タオルで水分をざっと拭き取ります。
そこで犬をいったん開放すると、自分でブルブルっと振って水分を落とします。
そうしてから、毛と地肌までしっかりと拭いてください。
【ドライヤーで乾かす】
ドライヤーは高温にならないように注意して、全身を乾燥させます。
また、熱風が近距離で目に当たると角膜炎を起こします。
顔近くを乾かす時は手で目を覆うなどするといいと思います。
長毛犬の場合は、指先またはブラシで被毛を少しずつかき上げながら、ドライヤーをかけていきます。