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犬が吠えるということ 

「犬が吠えるということ」を我が家の体験をもとに綴ってみようと思います。

私が大人になってから飼った初めての犬は、ビアデットコリーという洋犬でした。
最初は室内で飼っていたので、人に対して吠えることはありませんでした。
ただ、電話の音とドアチャイムの音だけには反応して吠えていました。

そのうち引っ越すことになり、一戸建ての家に住むようになってから変わってきたのです。
庭が広いので、つい庭に離しておくことが多くなりました。
自由にさせておくのが犬のためには幸せかと思ってしたことでした。
何日か経つと、他人が家の塀際を通るたびに、「ワンワン」と吠えるようになったのです。

強くしかると、その時は吠えるのをやめるのですが、時間が経つとまたすぐ吠えるのです。
そんな繰り返しで、これでは近所迷惑と思い、室内で飼うことにしました。
室内なら人が見えないので、吠えることもなくなりました。

あとでわかったことですが、犬にはテリトリー(縄張り)があって、他の犬や知らない人が侵入すると、攻撃したり威嚇したりするということです。
庭に自由に離して飼うと、吠えるのは当然のことだったのです。
飼い主の勝手な行動から、犬にもかわいそうなことをしたと思うできごとでした。

その犬は2年前に17歳で老衰で亡くなりました。
亡くなる前の2日間は、ずっと吠えていました。
「苦しいよ〜」と訴えているようで、体をさすったり話しかけたりしましたが、吠えるのをやめませんでした。
その「吠える」は、悲しく苦しい吠え方で、吠えていたというより鳴いていたというのでしょう。
このときほど、犬に言葉が話せたらと思ったことはありませんでした。

「吠える」のは、理由があって吠えるのです。
それを理解してやって、それから対策や方法を考えて実行してほしいと思います。